保育園のお昼寝の時間、保育士はどうしてる？必要な仕事も解説

保育士の先生って『お昼寝の時間って、一緒に寝てるの？』と気になっていませんか。

『保育士って、子どもと一緒に遊んでるだけでしょ？』というイメージを持っている方もいますし、お昼寝の時間は何をしているのだろう…と疑問に思ってしまうことがあると思います。

そこで、この記事では、保育士が保育園のお昼寝の時間にはどうしているの？ということや、やるべき仕事内容をご紹介したいと思います。

保育園の先生は、子ども達のお昼寝中にゆっくりできる？

私は、現役で保育士をしているのですが、「保育園で子どもがお昼寝をしている間、保育園の先生は何をしてるの？」と聞かれることが多いです。

結論から言うと、保育士の先生は、子供たちがお昼寝をしている間も、やるべきことがたくさんあります。

子供たちが起きている時間よりは少しゆっくりできるかもしれません。

しかし、お昼寝の時間に、一緒に寝ることができるのかというと、そういうわけではなく、余裕があれば休憩をするという感じになります。

保育士が午睡中にやることってなに？やるべき仕事

ここからは保育士がお昼寝中にやることについてご紹介したいと思います。

ですので、13時頃から、一応午睡は15時までで、保育士は以下のようなことを行っています。

日誌及び連絡帳に記入

お昼寝中に、連絡帳と日誌などを記入していきます。

このとき、交代で休憩を取りながら、自分が午前中に主に見ていた子を中心に書いていく感じです。

人によって書くスピードが違うのと、書き足す必要がある子が多い場合は、午睡中に終わらないこともあります。

先生同士や業者さんなどと打ち合わせ

なるべく全員参加の会議や、クラスの代表者のみ参加の定例などを行います。

お昼寝の時間は、保育士の先生がみんなで集まり、会議ができる貴重な時間となっています。

指導計画（◯◯案）など作成

日案、週案、月案、年間指導計画など、話し合って計画を立て、表にして書き起こします。

基本的には、年間指導計画を4月に立て、それを元に毎月の月案を月の中旬から下旬にかけて立てます。

そして月案を元に、週案、日案と作成していきます。

時間が足りない場合には、勤務後に残業したり、持ち帰りすることもあります。

行事の準備（飾り付けの制作など）

色々な製作をするための下準備（材料を切ったり、ある程度まで作ったり）を行います。

部屋の環境設定の一環で手作り玩具を作ったりもします。

ゆっくりと作業ができる貴重な時間ですので、連絡帳などを各作業が終われば、手分けをして進めていくことが多いです。

事務仕事

みんなそれぞれ、園を運営するために事務仕事を抱えています。

勤怠に関するもの、また提出しなければならない書類なども準備します。

また、園によっては、会議の下準備も係で回ってくることもありますので、その場合は、打ち合わせなんかもあります。

掃除

私の園では、外や入口などの掃き掃除をお昼寝の時間に行うことが多いです。

子供たちを常に見守っているときは、掃除をすることはできません。

お昼寝をしてくれているときは人の出入りも少ないので、この間にできるところを掃除しておくようにします。

公立園の場合は、お掃除は用務さんがしてくれることもあるようですが、無認可や認証保育園では掃除も仕事に入っているところも多いかと思います。

睡眠チェック

これらの作業をしている間にも、乳幼児の突然死を防ぐため、０歳は５分に１回、1.2歳は10分に１回、呼吸や顔色など確認をしており、うつ伏せ寝も仰向けに返すようにします。

これをすることで起きてしまうこともありますが、とても重要なお仕事になります。

また、眠りが浅く、泣いて起きてくる子もいますので、引き続き寝てくれそうであれば、お昼寝の時間いっぱいまでは、寝かしつけます。

まだ寝ている子がいる中で、早く起きてきた子の対応

まず、基本的に、お昼寝の時間といっても、なかなか全員がまとまって寝るということはなく、誰かしら起きてくる状態です。

長く寝る子は寝ていますが、起きてきてしまうことも数名は絶対いるのです。

そんな子には、絵本を読み聞かせしたり、月齢によってはミルクをあげたりと、対応をする必要があります。

​まとめ

子どもがお昼寝してる間の、保育園の先生の仕事は、予想以上に過酷なものです。

まだあるかもしれませんし、大体の場合、バタバタしています。

とりあえず忙しいですし、時間は足りないことも多いです。

お昼寝時間、保育士は何をしているの？ということについてご紹介しましたが、是非参考にしてみてくださいね。