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乳児院保育士の仕事はきつい?仕事が厳しい理由と対策を解説

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乳児院で働く保育士の中には、「仕事がきつい」「辞めたい」と感じる人が多いようです。

Googleでも、実際に「乳児院」と検索すると「きつい」、「いじめ」という言葉が挙がってきます。

そこで、この記事では、乳児院での仕事の特徴や辞めたい理由について詳しく解説し、現状を乗り越えるための対処法もご紹介します。

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乳児院の仕事ってきつい?その理由とは

乳児院は経済的な事情や虐待などにより、家庭での養育が困難な乳幼児を24時間365日体制でサポートする児童福祉施設です。

厚生労働省の調査によると、2014年10月1日の段階で、全国で132の乳児院があり、3,100人以上の乳児が入所しています。

乳児院では乳児保育のスペシャリストとして専門知識を積むことができるため、保育士として興味を持っている方もいるでしょう。

しかし、乳児院は保育園に比べて求人数が少なく「きつい」と言われているので、どうしようか迷っている方もいます。

結論から言うと、乳児院の仕事は、きついと感じる方もいると言われています。

その理由をここでは詳しく見ていきたいと思います。

勤務が不規則

乳児院で働く場合は、土日が休みではなかったり、夜勤があることも多いです。

これはなぜかというと、乳児院は24時間365日体制で乳幼児を見る必要があるためで、基本的には「日勤」と「夜勤」の両方に対応しないといけません。

体力的な負担が大きいだけでなく、不規則な生活リズムが原因で健康を崩す人もいるでしょう。

また、乳児院で働くには「夜勤」に対応できるかどうかという点が重要になるため、応募前に日勤のみでも大丈夫なのかと確認をしておくようにしましょう。

複雑な事情を持つ保護者のサポートが求められる

乳児院では複雑な事情を持つ保護者のサポートが求められるため、言動には細心の注意が必要となります。

実際、厚生労働省の調査では乳児院に入所することになった主な理由として、「母の精神疾患等(23.2%)」が最も多くなっています。

母の精神疾患等23.2%
その他16.6%
母の放任・怠だ15.7%
破産等の経済的理由6.6%

保護者の方の気持ちに寄り添い、丁寧な説明や対応をすることで信頼関係を構築していくことが重要です。

過去のトラウマを抱えた子供への対応に悩む

乳児院では、過去のトラウマを抱えた子どもたちへの対応が求められます。

子どもたちが経験した虐待や家庭環境の問題は、心に深い傷を残すことが多く、職員には細やかなケアや理解が必要です。

ただ、子どもの心に寄り添うことは簡単ではなく、職員自身がメンタルに影響を受けることも少なくありません。

また、日々の業務をこなす中で、特定の子どもとの絆が深まると、離別の際に大きな喪失感を味わうことも。

保育だけでなく、家事などもこなさないといけない

乳児院での仕事は、保育に加えて家事作業も多く含まれます。

例えば、食事の準備や片付け、衣類の洗濯、施設内の掃除など、子どもたちが快適に過ごせる環境を維持するための業務など、子どもたちの生活を支える重要な役割が必要とされるので、きついと感じる方もいる様子です。

責任が重い

乳児院の仕事は、子どもの生活全般をサポートするため、責任が重いと感じられるでしょう。

乳児院では、虐待や親との離別、障がいなど、個別に配慮が必要な子どももいるため、責任が重いのはもちろんですが、24時間体制で子どもたちを見守るため、プレッシャーを感じやすくなります。

親代わりとしての役割

乳児院で働く保育士は、保育園での「先生」としての仕事とは違い、本当に「親代わり」としての働きをしなくてはなりません。

子どもが熱を出せば一晩中起きてお世話をしますし、日常の介助、食事の援助、ミルク、おむつ替え、入浴のお世話等全て行います。

やる仕事は基本的に子ども(乳児)に関わること「すべて」になるといえます。

乳児院がきついと感じる場合におすすめの対処法

ここでは「乳児院のような施設で働きたいけれど、きついかもしれない」とお悩みの方や、実際にきつさを感じている方へ対処法をご紹介します。

他の転職先を探す

きついと感じる方が多い乳児院の仕事には、一方で、以下のようにやりがいも感じられます。

  • 子どもや保護者をサポートすることで社会に貢献できる
  • 子どもの大切な乳幼児期をサポートできる
  • 親子をつなぐ支援などもできる

もしも、乳児院に興味を持っている方は、同様のやりがいが感じられる仕事として、企業内保育士、託児所、などもおすすめの転職先として挙げられます。

病院や企業内保育士、託児所は、一般的に定員が少ないため、一人ひとりの子どもに寄り添った保育が可能です。

児童養護施設で「宿直」で働く

対応する子どもの年齢が違うからなのですが、児童養護施設の場合、夜中に子どもが寝ていれば、職員も仮眠を取ることができます。

朝は5時くらいに起床して、朝ご飯やお弁当作りをしなければなりませんが、寝ていられるため、体力的には楽だと感じられるでしょう。

一方、乳児院の場合は「夜勤」になるので、子どもが寝ついても起きていなければなりません。

また、児童養護施設の場合、日中子どもたちは幼稚園や小学校、中学校、高校に行っていますから、その間子どもはいませんので比較的余裕があると言えます。

まとめ

乳児院(にゅうじいん)というのは、何らかの事情で親や保護者、肉親が育てられない「乳児」(0歳~1歳)の赤ちゃんや子どもを育てるための施設です。

ただし、やりがいもあるため、自分に合った働き方を見つけることで、可能性が広がります。

保育士としての経験やスキルを活かせる職場は、多岐にわたりますので、まずは自分に最適な働き方を見つけてみましょう。